100kmウォーク

100kmウォークにチャレンジ! 東京エクストリームウォーク2021に参加してみた(その1)

2021年・東京エクストリームウォーク開催!

肉体と精神の限界に挑む、過酷なレースが始まる!

2021年10月30日、東京エクストリームウォークに参加してきました。

(出展:東京エクストリームウォーク100)

東京エクストリームウォークとは?

東京エクストリームウォークは朝日新聞が主催する、100kmウォーキングイベントです。

スタート地点は小田原城址公園で、ゴールは東京朝日新聞社。

26時間という制限時間を、ひたすら歩き続ける過酷なイベントです。

「参加は二回目だけど、ゴールできるかな……」

わたしは2年前にこのレースに参加し、「25時間45分」でゴールしました。

制限時間の15分前にゴールというギリギリの記録。果たして今年はどんな記録が出るのでしょうか。

一応、今年はそれなりに準備をしてきました。リングフィットアドベンチャーで足腰を徹底的に鍛えたし、特にスクワットを入念にやりました。

休日は登山をしたり、20kmウォーキングをしたりして、常に歩くことを意識。

今年も絶対ゴールするんだと気合は十分です。

そして東京エクストリームウォーク当日。この日はさわやかな秋晴れで100km歩くにはうってつけ。

わたしは前泊していた小田原のホテルを出ると、スタート地点の小田原城址公園へ向かいます。

受付を済ませるとレーススタートまで待機。わたしのスタート時間は8時30分でした。

暇なときはほかの参加者さんの装備をチェック。みんなスポーツタイツを履いているな。100kmウォークでは必須アイテムかな?

スタート~平塚しおかぜ広場

時間になるとスタート地点に集合。

「それではCグループスタートです!」

スタートの笛が鳴りレース開始。(0km・0分)

「頑張ってください!」

スタッフさんの声援を浴びながら小田原城址公園を後にします。

まずは平塚を目指してウォーキング。

空が晴れているので歩くのが心地よく、みんなイキイキしているような気がしました。

歩道橋の上からは富士山が見られることも。

わたしはスロースターターなので、いつものように熟練ウォーカーたちがどんどん自分を追い抜いていきます。ですがこのレースは「焦らないこと」が肝心。平常心で歩きます。

やがて第一エイドの平塚しおかぜ広場に到着。スタートから24km歩きました。

エイドはコースからちょっと外れた場所にあり、余分な距離を歩かなければならないのがちょっと難点。

エイドではカレーパンとみかんが提供されており、自由に食べてOK。わたしはおなかが減っていたので両方ともいただきました。

疲れていたので芝生で横になって休憩。24kmなんてまだまだ序盤だけど、普段のウォーキングなら20kmぐらいしか歩かないんだよな。

そう考えると、100kmって長いなー……

平塚しおかぜ広場~湘南海岸公園

エイドを出発すると、次は第一チェックポイントの「湘南海岸公園 クラゲ広場」を目指します。

次のチェックポイントには午後6時15分までに到着しないといけませんが、経験上、そんなに急ぐ必要はありません。

この区間はビーチ沿いの道を歩く癒しポイント。海のさざなみに耳を傾けたり、広大な海原を眺めたり、穏やかな気持ちでウォーキングできます。

はるか遠くに江の島が見えるけれど、それが徐々に近づいていくのもなんだか嬉しい。

こうして歩いている間にも、どんどん他のウォーカーたちが自分を追い抜いていきますが、わたしはあまり気にしていませんでした。本当は、この段階でちょっと急ぐべきだった。

やがて日が沈み始めました。気持ちが疲れているのかな、「もう十分歩いたよ」という気持ちになります。

 

そして午後5時30分、第一チェックポイントの湘南海岸公園 クラゲ広場に到着。

「あー疲れた!」

「打ち上げどこにしようか?」

「おなか減ったよー!」

まだ第一チェックポイントなのに、辺りは「お疲れ様ムード」であふれていました。

今回の東京エクストリームウォークには「ビギナーコース」があり、その人達にはここがゴール地点なのです。

いかん、このムードに吞まれるとやる気がなくなってしまう。

わたしは補給所でおにぎりをもらうと、腰を下ろして次のチェックポイントを確認。

次のポイントは56km地点にあるのですが、関門時間は午後10時でした。

「やばい、のんびりしすぎた」

時刻は17時30分。ということは、あと4時間30分で20キロ歩かないといけない!

これはかなりギリギリな計算です。少なくとも、途中で休憩する余裕はないでしょう。おにぎりと食べると急いで出発します。

湘南海岸公園~横浜児童遊園地

湘南海岸公園を出発。(36km)

いざチェックポイント出発すると、わたしの前後を誰も歩いていないことに気づきます。どうも完全に出遅れている模様。

わたしは覚悟を決めてペースアップすることにしました。ここで急いだら終盤が持たないかもしれない。でも次のチェックポイントではじかれたら元も子もない。

ということで普段の1.5倍ぐらいのペースでウォーキング。そうすると後列の集団に追いつけました。

ランニングアプリをチェックすると、自分の歩行スピードが「時速5km」と表示されたので、このペースなら間に合うはずだと安心。

それにしても、足腰が痛い! 歩くたびに腿の部分がぎゅっと痛むし、腰はギシギシときしみます。

ペースを上げた疲れも相まって、赤信号につかまるたびにガードレールに座って休憩。ちょっと歩いたらまたガードレールに座って休憩……。そんな状態になってしまいました。

「こうなったら切り札を使うか? いや、切り札はもうちょっと温存したい」

そして第二チェックポイントの横浜児童遊園地公園に到着……するも、入り口からチェックポイントまでかなり距離がありました。園内を奥へと進み、長い坂道を上ってもまだ関門が見えてきません。

「まだ間に合うよな……?」

ドキドキしながら公園の奥へと進んでいくと、ようやくチェックポイントに到達。

時刻は午後9時45分で、関門時刻の15分前でした。セーフ! やっぱりペースを上げないと間に合わないレベルだった……。

椅子が空いていないので地べたに座って休憩。足と腰がバキバキに硬くなっており、もう耐えられないほど辛い!

次の関門までは余裕があるのでゆっくりしようと思っていると、

関門時刻を過ぎてからのスタートはできませんので、みなさん早めに出発準備をしてください。あと15分です」

というアナウンスが流れます。困った、もう痛みが限界なのに!

そしてここで切り札を投入。痛み止めの「ロキソニン」を飲みます。

スポーツマンシップ的に、痛み止めはありなのかな? まぁいいか。

わたしがチェックポイントを出ると、大急ぎで関門を目指す参加者さんたちとすれ違いました。中には全力疾走する人もいて、みんな必死の形相です。

56km地点で足切りされたら、それは辛いものがあります。頑張れ、ギリギリだけどまだ間に合う!

横浜児童遊園地~ポートサイド公園

第二チェックポイントを出ると横浜を目指します。(56km)

歩き始めてしばらくすると薬が効き始め、足腰の痛みがスーッと引いていきました。よし、これならまだ歩けるぞ。

今までは「ウォーキングハイ」という、不思議な現象になることが何度かありました。

足の痛みが限界を迎えると、脳内ドーパミンが分泌されて全身の痛みが消え、気分がハイになるのです。

ところが最近は、全くハイになることがありません。

深夜0時頃、横浜の町並みに突入。ここがテンション上がる! 深夜にライトアップされた町は幻想的で、ウォーキングのつらさを少しだけ忘れさせてくれます。

エイドのポートサイド公園に到着。

休憩したいけれど、痛み止めの効果が切れてしまっては元も子もないので早めに出発しました。

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